スキップしてメイン コンテンツに移動

人生と働くこと

 大手企業が大卒など学歴を条件にしているのは、それでも300人募集のところに1000人以上の応募があるからで、優秀な人材発掘の選考を効率化するためフィルターを掛けやすくしているのも理由の1つかと思います。
選りすぐりで300人雇い早ければ5年後でしょうか、1回目の振るいに掛けられます。大半が落選し数十名が昇進候補という次のステップにチャレンジできるチケットを得られるのです。このときでしょうか、どこの大学を卒業したのかよりも大学で何をしてきたのか?が重要だということに気づくのかもしれません。
小学生のころから塾に通いクラスメイトでさえライバルで中学から受験という競争に勝ち続けて社会人になり初めての挫折でしょうか。
給与は「働いた分だけ貰う」か「貰った分だけ働く」が原則ですが、大手の給与が高いのは当たり前です。貰っている分以上のノルマが課せられ働かされるからです。小規模企業は競合他社が真似できない技術がなければ単純な単価競争になるだけです。
厚労省のいう中小企業の数は336万社で、中小企業の特許登録は2.5万件(出願は約4万件)で、大企業の特許登録数は18.8万件(出願は84万件以上)です。ここにも大企業と中小企業のリソースの差が顕著に表れています

学校は授業料を払う代わりに教育を受ける事ができますが企業は学校ではありません、労働の対価で給与を得るわけですから、労働で結果を出しキャリアアップするためには、みずから学ぶ姿勢と行動、更に技術を身に付ける努力が必要です。
しかし大企業は社員教育に相当の費用を投資できますし、してます。学校では教えてくれないいろいろな勉強会に参加させてもらえます。就職した会社の規格に合うよう再教育し社内で厳しい競争が始まるのです。

価値は技術や知識だけではありません、魅力的な人間になるための人間性も必要です。この人は何か魅力的で、いつも人だかりが絶えないんだよなとかって人いますよね。
もし中小企業に、または起業するならば、10代は視野を広げるために失敗繰り返してでも遊び学び経験し20代で自分の土台基礎を作り、30代で自分の色を見つけ40代で形を仕組みを作り、50代で安定させ終活の準備を始めながら60代には完全に次世代を担う若い人に継ぐ、70代で若い世代を見守り80代で迷惑をかけず余生を楽しむみたいな。

「何のため」「誰のため」に働くのか?
目的があれば働くモチベーションになります。
物がありふれ使い捨て、嫌いなものは食べなくてもよい時代に、働く目的が生活のためなのか趣味を全うすることなのか難しくなってきてるのかなと感じます。
産業革命で「作る」作業がロボット化され、AI時代突入している現代では「答えを出す」ことが要らなくなる、つまり考えなくてよい時代になりそうな中、これからはAIを使う側にポジショニングしなければ数年後考える力が退化してしまうのではないかと危惧しています。

人間は考え、指を動かし体を動かしてこそだと思う私のような古い考えは今後通用しないのかもしれないのでしょうか。実際私もネットもスマホもない時代に書けた漢字が、最近では書けなくなる場面が増えました。
俄かに信じられがたいですが、裁判も政治もAIが行う時代が本当に来るのでしょうか?

そんなこと考えてストレスにしても仕方ありません。
やりたい事がある人は雇われるよりも自由度が高い起業を選択した方がいいと思います。
できれば学生の時に挑戦しとくべきです。しかし未だ高校によってはバイト禁止なんて時代錯誤な校則が残ってるのでしょうか。
私の高校時代は靴下は「白」のみ。何故だったのでしょうか?社会に出てからのビジネスマンは黒の靴下が多い印象ですけど。
くせ毛だった私は「パーマかけてるのか?」と先生に怒られ、ストパかけたら「高校生らしくなったな」だって。。。
法律よりローカルルール絶対の意味不明な時代でした。

話を戻し起業はハードルが高いイメージで中々踏み出せません。
一人で全てをこなせる人もなかなかいません。趣味でしたら一人で完結できるかもしれないところ、仕事になると「もの」も「こと」だけでなく財務、会計、経理、サプライチェーン構築に受発注業務に申告に税金納付から受発注処理にアフター処理に在庫管理…たくさんやることがあります。
すると役割分担になるわけですが、OEMでは費用が余計に掛かってしまうので仲間を作らなければいけません。大学生の起業でしたら仲間は直ぐに見つけられるかもしれませんが、社会人になり数年経過するとそれは難しくなります。

転職もハードル高そうです。
そこでWワークです。失敗しても本業に戻ればいいだけです。
もしかしたら素晴らしい仲間と出会える可能性がありますし、もしかしたら自分の可能性を発見するかもしれません。
本業をベーシックインカム的に最低限の生活の担保にして、休日が多い企業であれば本当に自分がトライしてみたかった異業種に挑戦できる環境。
大手企業は社内起業を産み出せる専門性の高い部署や実績などの環境が整っていますが、当社のような小規模企業での社内起業は資源的にとても難しく、
しかし個人の機会の損失を防ぐために年間休日を大手企業以上にしました。

人生は健康寿命で計画設計するべきで、それはやりたい事をできる時間にやりたいことをやるということです。老人になってまで働かされて満足する人も居るでしょうが大半はそうではないと思います。人生は1度きりです、本当の自分を理解するためには学校の先生や教科書は教えてくれません、啓発系も多少参考にはなるかもしれませんが、なにより今自分は何をしたいのか?まずはそこから始めるのにできれば30代までに、しかし年齢は関係ありません、40になっても50を過ぎたとしても後悔しない人生にするためには出来るときに何事にも挑戦し、実際「知る」という経験こそがとても大事なことだと思います。



コメント

このブログの人気の投稿

キャリアアップとは

仕事をしている人の多くが「キャリアアップしたい」と考えているかもしれません。 でも具体的に何をすればいいのかわからないし、「今の会社でキャリアアップできるのか、それとも転職すべきなのか」と悩んでしまう人も少なくありません。 そもそも「昇進や年収がアップすればキャリアアップになるのか?」「スキルを磨くことがキャリアアップなのか?」など、キャリアアップの定義自体が漠然としてよくわからない人も多いかもしれません。 キャリアアップとは、 「より高い能力を身につけて、経歴を高めること」 を意味します。 例えば、次のようなケースがキャリアアップに該当します。   ・ マネジメントに携わる (実行力が期待される)   ・ 部長や課長へ昇格・昇進する (能力に準じた責任を持つ)   ・ 転職によって年収が上がる (自身のスキルと経験が必要とされる)   ・ アルバイトや派遣社員から正社員になる (スキルが認められる)   ・ 独立・起業する マネジメントを経験したり、役職や地位が向上したり、非正規から正規へと雇用形態が変わったりとパターンはさまざまですが、 いずれの場合も仕事の幅や裁量が広がり、経歴が高まっています。 またキャリアアップすることで、 自分の市場価値も高まります。 キャリアアップを目指して転職する人は多く、現職より高い収入やポジションへの転職は「キャリアアップ転職」と呼ばれています。 「キャリアアップ」と似た言葉に「スキルアップ」があります。キャリアは「経歴」、スキルとは「技能」「能力」を意味する言葉です。 よって スキルアップとは、個人の技能や能力を高めることを指します。 例えば、次のようなケースがスキルアップに該当します。   資格や技術を取得する  ・ TOEICやMOS、IT-Pなどの点数を伸ばす  ・ マクロを組めるようになる  ・ 複数の工程をオペレートでき稼働率を向上させる  ・ 既存充実させ新規開拓営業のための顧客へのアプローチ技術を習得する このように、経験の蓄積や学習によって自分の能力を高めるのがスキルアップです。 そして能力を高めた結果、仕事で成果を出せるようになれば、社内や市場での評価が高まってキャリアアップも可能になります。 スキルアップとキャリアアップは言葉の意味は異なりますが、この二つは密接な関係にあると言えます。 まず やるべきことは、...

やりたい事と起業

 学生の頃に夢はありましたか?将来、「あんな風になりたい」「こんなことをしたい」などです。本来、高校や大学は大人になってやりたかった夢を叶えるための場でなければいけないのですが、基本学校教育は国(大人)が作った偏見たっぷりな「大人になったら国のために働く人間」の規格作りでしかなく、だから先生が勝手に想像する「子供らしさ」とか「高校生らしさ」になり、理不尽でしかない校則が未だに存在しているのかなと思うところです。 実際、法律で認められていることが校則では認められていないこと沢山ありますよね。 他より運動ができる子、クリエーター素質ある子に古文や基礎解析は必要でしょうか?100歩譲って学生の時には脳トレという意味で5教科学ぶのはいいとしても社会に出たら意味ないことだらけです。苦手科目を克服しなければ自身が望む学校、夢を叶えられるかもしれない学校に進学できないかもしれないという機会の損失が良くないと思ってしまうのです。 加えて言うならば日本は中高だけで6年間英語の授業あります。大学を合わせると10年英語を勉強することになる人もいますが、卒業するころにネイティブスピーカーになれる人は多くありません。海外の大学は大卒者は大抵ネイティブスピーカーになっています。日本の英語教育は、国が本当に国際社会人になって欲しくて義務教育から必須科目になってるとは思えないです。 学校を卒業して就活ですが、自分がやりたいことを叶えてくれそうな業界かその企業にレジメ出しますよね。倍率は3倍以上でしょうか、もしかしたら数十倍でしょうかね。これまでの努力が実って就職できたとしても企業は役割分担がきめ細かく分かれていますので望む業界に就職できても望む仕事ができるとは限りません。それが「入社してみたらやりたいことと学びたいことが思っていたのと違った」なのではないでしょうが、事実、新卒3年目までの離職率が高卒で37%、大卒は32%(R2.3月卒業者:厚労省データ)となっているのかなと思います。 企業は入社した社員に大卒だろうと再度「教育」します。学校の先生は社会人なのに先生は生徒に社会とは?を教えてなかったのか教えられなかったのでしょうね。学校の責任か国の責任か分かりませんが、先生の労働環境は最悪だ、なんて記事も昔から良く目につきます。教える立場の先生が自分たちの職場改善をできなくて生徒に社会人とし...

消火訓練

北風吹く中、防災訓練をしました 社員が従事している事務所も工場も平屋なので避難経路にエレベーターやエスカレーターに階段など障害物はありませんので数秒で屋外へ避難できます 何度訓練しようとも実際に起きたらパニックは避けられず、しかしどう冷静に行動するかなので緊張感薄くマニュアルありきの訓練は所詮訓練なんだよな、と思いつつもやります 消火器の使用方法は知っておいた方がいいので近隣消防業者の協力のもと火災訓練しました   本物ではなく「水」が出る練習用の消火器 本物の消火器で訓練すると近所迷惑なのだそうです しかし総務省消防庁の令和元年のデータですが、建物火災の半分以上が住宅火災なのですね 驚きなのが出火原因で、電気機器より放火の方が多く発生していること 現住建物等放火は人の命を奪う殺人罪と同じ刑罰は当たり前 ですが、工場放火の刑罰が軽いのは納得できません https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20240124/6020019609.html まさかの執行猶予付き、ありえないです https://www.sankei.com/article/20221114-L5XKJ7U3VBIUBBWHC7VUODVCG4/ 200億円にのぼる被害が出ても懲役12年、日立でなければ全然ペイできません 放火により数か月以上の営業停止を余儀なくされれば体力の少ない企業は廃業します それは職を失うということですし、何かしらで借入中の連帯保証人は借金も残ります 裁判官は法の下判断なので、令和時代に沿わない法律は法を変えられる政治家だけなので、 1秒でも早く現代の民意に沿った法改正して欲しいところです