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和田精密の歩みと現在位置

和田精密の歩み

1978年埼玉県行田市で創業した和田精密も46年が経ちました


高度成長期が会社を成長させ和田精密も2代目2期8年間、3代目2期8年間を経て、現在4代目と繋いで参りました
初代から2代目までの時代は高度成長期もあり、扱い単価も利益が出るもので、さらに絶対仕事量が相当あり、24時間働けますかなんてCMやってた時代、私は労基法なんて知らず月~土毎日13時間以上、時には15時間働いてきました
長時間労働は正しいと思わないので代表就任後に毎年年間休日を増やし続け、2023年度からは年間休日150日+有給休暇(取得80%以上)にし1日の労働時間も7時間10分にしています

高度成長期のような良い時は長く続きません、1980年代後半の円高の影響を受け、1990年代から日本企業の海外進出が活発化しました
そのころから海外、特に中国や東南アジアで安く製品が作れるこということから日本製にもコストダウンの圧力が相当にあり、利益が激減し始めました

日本企業の海外進出企業数 e-Stat アリババ.コム
中国     7,281
アメリカ   2,971
タイ     2,370
ベトナム   1,230
インドネシア 1,139
シンガポール 1,102
韓国      767
インド     604

ブラックマンデー、同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災などと、世界が深刻な衝撃を受けたショック事変がありましたが、2020年のコロナショックはその性質から根が深く、これまでの世界の常識が覆りました
三井住友信託銀行 できごと年表

増税に保険料という名の税金も毎年のように上げられ、電気や燃料といった資源価格も高騰、円安もあり、さらに人件費の上昇で、BtoC価格という物価は上がりましたがBtoB企業間取引価格は据え置きのため益々利益が減り、コロナ禍のゼロゼロ融資で耐え忍んでこれた企業も返済が始まると倒産する企業は増えました







倒産する前に廃業という手段もありますが、これは最後の手段でしかなく、社員とその家族を守るために、できる新しいことを推し進めなければいけません
しかし、それは今までと同じ「こと」、「やり方」ではダメで、新しい事をするための推進力をどう高めるか、ということになります

これまでの経験と勘による技術はDXにて可視化しつつありますが、やはり昭和の叩き上げ技術はそう簡単に言語化できるものではありませんし、簡単でしたら競合他社と差別化できず単価競争に巻き込まれとっくに廃業していたはずですし

製造業は意外と生産性は高く、省力化も設備の進歩により意外と達成してますし、あとは無駄をどのくらい減らせるかしか残っておりません
扱い単価は中々原価上昇分まで転嫁が難しいので、
つまるところ当社の場合は緩やかに衰退している請負金属製品製造業もやりつつ、請負からの脱却が必要ということです
海外製の劇的な品質向上によりホームセンターに行っても日本製の優位性は薄れましたが、
マーケットを海外に移せば未だ「日本製」の信頼感はあり、ここに商機があるのかなと思います

2024年は政治不安や災害に地域紛争などと最悪な年でした

2025年は新分野挑戦、異業種挑戦します
色んな意味で脱皮する年にしなければいけないと思いました



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